伊勢市議会 > 2015-09-16 >
09月16日-04号

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  1. 伊勢市議会 2015-09-16
    09月16日-04号


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    伊勢市 平成27年  9月 定例会           平成27年9月伊勢市議会定例会会議録議事日程                   平成27年9月16日(水)午前10時開議日程第1 一般質問     ①10番 福井輝夫君          ●伊勢市の防犯カメラについて     ② 5番 野崎隆太君          ●市立伊勢総合病院収支計画及び新市立伊勢総合病院建設計画について     ③14番 藤原清史君          ●伊勢市スポーツ推進計画について本日の会議に付した事件 なし出席議員(28名)      1番  上村和生君      2番  北村 勝君      3番  楠木宏彦君      4番  鈴木豊司君      5番  野崎隆太君      6番  吉井詩子君      7番  世古 明君      8番  野口佳子君      9番  岡田善行君     10番  福井輝夫君     11番  辻 孝記君     12番  吉岡勝裕君     13番  品川幸久君     14番  藤原清史君     15番  山根隆司君     16番  黒木騎代春君     17番  西山則夫君     18番  上田修一君     19番  小山 敏君     20番  杉村定男君     21番  浜口和久君     22番  工村一三君     23番  山本正一君     24番  佐之井久紀君     25番  宿 典泰君     26番  世古口新吾君     27番  中村豊治君     28番  中山裕司欠席議員(0名)      なし職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長     村田浩一君   事務局次長    杉原正基君  議事係長     伊藤 亨君   調査係長     山口 徹君  書記       中田隆人君説明のため出席した者  市長       鈴木健一君   副市長      藤本 亨君  病院事業管理者  藤本昌雄君   会計管理者    三浦 徹君  総務部長     可児文敏君   危機管理部長   谷口 尚君  情報戦略局長   中川芳明君   環境生活部長   坂本 進君  健康福祉部長   鈴木正人君   産業観光部長   佐々木昭人君  都市整備部長   中村 功君   二見総合支所長  東端弘泰君  小俣総合支所長  森 明彦君   御薗総合支所長  吉崎 章君  上下水道部長   高谷幸良君   病院経営推進部長 森井 啓君  消防長      竜田博史君   健康福祉部次長  江原博喜君  消防本部次長   坂口典生君   産業観光部参事  須崎充博君  病院経営推進部参事        総務課長     中川雅日君           下村浩司君  教育委員会委員長 畠中節夫君   教育長      宮崎吉博君  教育部長     玉置行弘君   教育次長     藤原 厚君  監査委員     畑 芳嗣君   選挙管理委員会委員長                            西宮晴一君 △開議 午前9時58分 △開議の宣告 ○議長(小山敏君) ただいまから市議会定例会継続会議を開きます。 本日の出席者は全員ですので、会議は成立いたしております。 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、開会当初決定あるいは御報告申し上げたとおりです。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 それでは、会議に入ります。---------------------------------------一般質問 ○議長(小山敏君) 日程第1、一般質問を引き続き行います。 発言通告に従い、順次許可することにいたします。---------------------------------------福井輝夫君 ○議長(小山敏君) 初めに、10番、福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) おはようございます。市勢塾の福井輝夫です。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問させていただきます。 質問項目は、伊勢市の防犯カメラについてをお聞きします。 全国でもいろんな場所で事件が発生し、防犯カメラの映像によって犯人が捕まる事例も多くなってきております。最近では、大阪府寝屋川市の中学1年生2人の痛ましい事件、現場周辺防犯カメラに映った不審者映像を詳細に分析し、付近の幹線道路防犯カメラも重点的に調べて不審者を特定し、犯人にたどり着いたと報道されています。防犯カメラが犯罪の抑止力となって、防犯につながるところは大きいと思われます。 今回、なぜ防犯カメラ一般質問に取り上げたかと申しますと、先月末、伊勢市においてある事件が発生しました。こういう事件のことは公の場で余り言いたくないことですが、現実は現実として受けとめ、少しでも改善され、住みよい安心・安全な伊勢市になればと思いますので、事件の詳細を述べます。 8月末、伊勢市で70人ほどが参加したあるフォーラムが行われました。県外から1人の女性がそのフォーラムに参加するために、前日に伊勢市のホテルに宿泊したとき事件が起こりました。夜、風呂に入ろうと大浴場に行ったのですが、夜も遅かったので風呂にはもう一人の別の女性しかいなかったようです。しばらくするともう一人の女性は出て行ったので、浴槽は自分1人になったとのことです。風呂から上がり、脱衣室に戻ろうとしたとき、何も身につけていない状態で男の人と鉢合わせになったということです。びっくりして「きゃー」と大声を上げると、男は逃げて行ったとのことです。のぞきだったようです。女性は動転してすぐに自分の部屋に戻ったのですが、我に返りフロントへ連絡、ホテルから伊勢警察へ電話をし、刑事が駆けつけたということです。脱衣室の前のホールには防犯カメラが設置されておりましたので、すぐにカメラの映像をチェックしたのですが、残念ながら解像度が悪く、人相の判別ができないものだったのです。これでは特定ができないとのことで、それ以上は調査はできなかった。被害に遭った女性は翌日のフォーラムでも心の動揺を隠せず、意見発表の際も周囲の人から見ても何かおかしいと思う状況だったのです。変に思った主催者が後でよく聞いてみると、事件の概要がわかったのです。 ここで大事なことは、防犯カメラというものの解像度が悪く、人相の判別ができないものだったということです。伊勢市を訪れた観光客が、また同じような事件に巻き込まれることは十分に考えられます。そのたびに、防犯カメラがあっても犯人が特定できないようでは、同一犯の再犯も考えられます。安心・安全な観光都市を目指したい伊勢市では、いかがなものかと思います。 このようなことから、伊勢市の防犯カメラについて次のことをお聞きします。 1、伊勢市における防犯カメラ設置状況はどうか、また、現状に問題はないか。 2番、防犯カメラの有用性について市の考えをお聞きします。市は、防犯カメラについてどういう認識でいるかということでございます。 3、撮影された画像の取り扱いや個人の情報保護への配慮の対応について。画像はデータとして残せます。取り扱いを誤ると、プライバシー侵害など大きな問題を起こすことも考えられます。ということで、これをお聞きします。 4、防犯カメラの設置に対する市の今後の対応について。 5、防犯カメラの設置及び利用に関する条例を制定する考えはないか。 6、防犯カメラ設置に係る補助金など助成制度を実施する考えはないかについてお聞きします。 以上の項目ですけれども、お答えによっては再質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小山敏君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、福井議員の御質問にお答えをいたします。 まず、伊勢市における防犯カメラ設置状況、また、現状の課題についてでございますが、市においては、市の施設における盗難防止、不審者の侵入、また道路状況の確認などのため、約80台のカメラを設置し、ルールに基づいて運用しております。 ただ、地域が設置する場合のガイドライン等の基準がないことから、その作成が必要であると考えております。 次に、防犯カメラの有用性についての考え方ですが、子供や女性を狙った犯罪が多発する中、犯罪抑止を目的に防犯カメラが設置をされたり、撮影された映像がきっかけで犯人が逮捕されるなど、社会全体が防犯カメラの有用性について高い関心があり、市においてもその有用性について認識しているところであります。 次に、撮影された画像の取り扱い個人情報保護への配慮の対応についてですが、公共の場所に設置をされた防犯カメラにより、個人のプライバシーが侵害されていると感じる人もあり、また監視社会への懸念の声もあることから、市民のプライバシー侵害に関する不安感を払拭するためにも、運用に関するルールづくりが重要であると考えております。 次に、防犯カメラの設置に対する市の今後の対応ですが、先ほども申し上げましたように、まずは防犯カメラの設置及び運用についてのルールづくりが必要でありますので、ガイドライン等制度設計について検討を進めていきたいと考えております。 次に、防犯カメラの設置及び利用に関する条例の制定についてでございますが、今年度中に三重県が、防犯カメラの設置及び運用に係るガイドラインを制定する予定とも聞いておることから、十分検討し、制度設計を行っていきたいと考えております。 次に、防犯カメラ設置に係る補助金など助成制度の実施についてでございますが、防犯カメラの有用性については社会的に高い関心があり、自治会などにおいても設置の検討や市への要望や相談が寄せられております。防犯カメラ設置に対する支援策については、情報収集を行い、研究をしていきたいと考えております。 以上、福井議員の御質問にお答えしました。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) お答えありがとうございます。 今私が質問した6つの項目のうち、市長のほうから非常に前向きなお答えをいただいております。 まず2、3、4、これについてまず述べますと、1番については後からまたお聞きしたいと思いますので、2、3、4、5についてはおおむね了としたいと思いますので、そのことについてちょっと考えを述べさせてもらいます。 2の防犯カメラの有用性についてというところで、市長は、社会全体が防犯カメラの有用性について高い関心があり、市においても防犯カメラの有用性について非常に認識しておるということですので、これは了としたいと思います。 3番目の撮影された画像の取り扱い個人情報保護の配慮の対応についてということで、運用に関するルールづくりが必要であると考えておるということで、ルールづくりも前向きになっておるということですので、これも了としたいと思います。 4番目の防犯カメラの設置に対する今後の対応についてということでございます。これも先ほどと関連するんですが、ルールづくりの観点からガイドライン等制度設計について検討を進めていきたいということですので、これについても了としたいと思います。 こういうふうに前向きな取り組みをしていただいておりますので、確認しておりますので了とします。 5番目の防犯カメラの設置及び利用に関する条例を制定する考えはないかということでございますが、多くの市町が現在条例を制定しております。近隣では玉城町や四日市があります。調べただけでも京都市、神戸市、安城市など約15市町が制定しております。インターネットで調べますといろんな細かく出てきておりますが、それは今回省きます。運用方法をしっかり決めておかないと、個人情報が漏れたり、トラブルの発生が考えられます。市長の答弁に、三重県が防犯カメラの設置及び運用に係るガイドラインを制定する予定があることから、その動向を注視しながら市の運用基準について十分検討し、制度設計を行っていきたいとお答えをいただきましたので、これについても了としたいと思います。 このような伊勢市の防犯カメラに対する認識、意気込みを確認できた中で、1つ目と6つ目について再質問をさせていただきます。 1の伊勢市における防犯カメラ設置状況はどうか、また、現状に問題はないかということについてお聞きします。 先ほど市全体で80台のカメラを設置しているとのことでございましたが、これはどの施設にどのようについているかということは、防犯上のこともあろうかと思いますので詳細には聞きませんが、気になる箇所についてお聞きします。 1つ、駅前への防犯カメラについてということでお聞きします。 伊勢志摩サミットも来年行われることから、今後、外国人とか、それから県外からの観光客等もふえる傾向にあろうと想像しております。そういうことで、観光客に安心・安全をアピールするためにも、伊勢市駅前、宇治山田駅前五十鈴川駅前等の広場または交差点などに設置してはどうかと思いますが、それについてお聞きしたいと思います。 さきの大阪府寝屋川市の事件を受け、寝屋川市は市内にある京阪、JRの4駅周辺の交差点近くに防犯カメラを約40台増設する緊急対策を発表しております。9月の補正予算で対応するとのことです。 インターネットでのヤフー知恵袋というコーナーがあり、その中で1人の方の問いかけにこういうのがありました。防犯カメラのおかげで目黒の事件が解決しました。防犯カメラはなぜこんなに役立つのでしょうか。プライバシーがどうのこうのという人権派を黙らせるくらいの威力があるのはなぜでしょうかと。ここでいう目黒の事件というのは2011年の目黒区老夫婦殺傷事件のことを言うておるんですけれどもね。これを受けたベストアンサーに選ばれた回答では、最新型のカメラをテレビで公開していた。真っ暗闇でも完璧に映る、すげえ。本気ですげえ。公開には問題があるが安心して生活するには必要です。プライバシーなんて言っているより強盗や殺人がないほうがいいやと。でも法整備は必要ですね、というような、これは若い方の言葉でしょうね、こういういろんな調査をする中で、防犯カメラに対する国民の一般的な考えはどうかと考えたときに、伊勢市という観光地の位置づけにおいて、カメラを設置しなければならないような危険なまちなのというふうに思うか、それとも犯罪の抑止力が働いているから安心なまちだよと思うか、まだ考えの分かれるところであるかもしれません。 そこで、観光客への安心・安全をアピールするためにも、伊勢市駅前、宇治山田駅前五十鈴川駅前等の広場または交差点に防犯カメラを設置してはと思いますけれども、市のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(小山敏君) 危機管理部長。 ◎危機管理部長(谷口尚君) 今、伊勢市駅前広場、それから宇治山田駅前広場、その周辺につきましては街頭緊急警報装置というものが設置されております。既にそういったことについては、対応は一部しているというような状況にございます。これから、防犯カメラにつきましては、ガイドライン等制度設計、それを進めてまいりますんで、その中で検討をしていかなければならないと、そのように考えているところでございます。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) ありがとうございます。 今、三重県のガイドラインの関係もありますので、市としてはその辺を見きわめながらということもあろうかと思いますので、その辺十分研究をして進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 市は、観光客実態調査を平成26年、27年に実施しております。今後、観光客や市民へのアンケートの機会と捉え、考え方を把握していく考えはないか。というのは、先ほど申したように、観光地としての防犯カメラの感じ方、いろいろ観光客によって違うかもわかりません。防犯カメラがあるときに、防犯カメラ作動中と大きなものをつけてやっているときに、やっぱり違和感を感じる人もあるかもわからない。そういう中で、今、観光客の実態調査も行っていますけれども、そういうアンケートの機会にそういう部分も、防犯カメラについても入れてアンケートを把握していく考えはないか、ちょっとお答えをお願いします。 ○議長(小山敏君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事須崎充博君) 実態調査アンケートをという御質問ですけれども、まずその前に、観光といたしまして、防犯カメラというよりも、観光の視点では今ライブカメラというふうなことで、観光地の景観とか交通状態、そういうのをお知らせすることが1つの目的で、今カメラが利用されておるという状況にあります。そんな中で、突然、観光客の実態調査防犯カメラというふうなものがふさわしいかどうかというところは、非常にちょっと疑問視するところがございますので、そちらも、ライブカメラというか、景観的にカメラを設置して、その次の目的として防犯カメラというふうなこともあろうかと思います。それらもちょっと加味しながら、アンケートにどういうふうな生かし方ができるかというのを今後検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(小山敏君) 福井議員
    ◆10番(福井輝夫君) ありがとうございます。そのようなことでよろしくお願いします。 そして次に、現状の中で、宿泊施設に防犯に有効な場所には解像度の高いものを設置願いたいという思いがございます。先ほどの事件でもやっぱりそれがあったんですけれども。ただし、ホテル等の施設に防犯カメラの設置の義務はありません。また、設置の強要はできません。ホテル側が自主的に設置していただいているのは十分理解しております。防犯上の役立つ場所に設置していただいている防犯カメラならば、やはり顔の判別ができるような解像度が欲しいと思います。観光地として犯罪の抑止につながると思われる場所への防犯カメラの設置、これは解像度の高いものを設置してもらいたいという啓発活動を、市として関係機関等に積極的な働きかけを願いたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(小山敏君) 危機管理部長。 ◎危機管理部長(谷口尚君) 啓発につきましては、ガイドラインその中で、撮影の場所とか、それから設置をしていますよというような表示のあり方とか、それから秘密の保持とか、画像の適正管理とか、そういったことをこれからガイドラインの中で検討をしてまいります。そういったことを踏まえて、これからガイドライン等制度設計を行っていくわけでございますが、その内容に従いまして、啓発のほうはそのときにどのようなことで行っていくのか、どのような方法でいくのかということを検討してまいりたいと、そのように考えているところでございます。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) ありがとうございます。そういうことで前向きに検討していただけるということですので、こちらも了としたいと思います。 それから、伊勢市役所、この庁舎についてお伺いします。 この本庁舎を見た場合、私が見た限りでは監視カメラは8カ所設置されております。映像は警備室のテレビ画面で確認できます。ただ、解像度は悪く、カメラの真下の車のナンバーも読み取れないという状況ではございます。もちろん顔の判別も不可能なものです。しかし、監視カメラとしては有効と私は考えています。例えば休日など、外来の方が例えば何かをしようとしてうろうろしておるときに困っているような様子がうかがえるというような場合、警備室から手助けに駆けつけられると、そのように活用していただいておるということをお聞きしています。そういう意味では非常にこの監視カメラもありがたいものだと思いますが、ただ、設置位置からすると、東庁舎への外部の出入り口はほとんどわからないような感じだと思います。手薄と思いますけれども、そちらについてはいかがでしょうか。 ○議長(小山敏君) 総務部長。 ◎総務部長可児文敏君) 議員のほうから、庁舎のカメラの解像度が低いのではないかというような御指摘をいただいたところでございます。今後予定されております庁舎改修、あるいは先ほど市長のほうから御答弁申し上げましたガイドライン等制度設計も今後検討されますことから、そういった諸事情を勘案の上、検討してまいりたい、そのように考えております。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いします。 最近、痛ましい事件、ニュース等が数多く報道されておる中で、何の関係もない人が理由もなく傷つけられたり、最悪な結果になったりしております。そういう意味では、伊勢市の防犯カメラ監視カメラの中にも、やはり防犯カメラとして役に立つようなものも、場所によっては例えば1カ所でも2カ所でもつける必要があろうかと思いますので、その辺についても今後検討していただきたいと思います。 次に、学校施設や図書館についてお聞きしたいと思います。 既設の学校の状況、防犯カメラの状況は、例えば設置されている学校は何校あって、設置されていない学校は何校あるのか、その辺についてちょっとお答えをお願いします。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 申しわけございません。今、その資料は持ってございませんけれども、決して多くはございません。ついておりましても1校、2校という、その程度であろうかというふうに考えております。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) 了解です。1校、2校はついておると。ということは、その設置をされた何か線引きというのは何かあったんでしょうか。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 特に線引きはないとは思います。ただ、以前にも議会のほうでも御質問いただきましたけれども、例えば職員室が2階にある学校とかそういう学校については、どういうふうなことをしているのかというお問い合わせもいただきましたので、この件につきましては現在、校長会でもお話し合いを進めさせていただいて、学校からの要望がございましたら当然、教育委員会の事務局のほうとしましても、つけさせていただくという方向で考えております。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) 幸い伊勢市では学校での大きな事件等は起こっていないということで、その必要性というのがどこまであるかというのもまた議論のところかと思いますが、やはりどこで起こるかもわからないというこれからの時代の流れもありますので、その辺も把握しながらいろいろ検討していただきたいと思います。 次に、今後、学校の統合等で新しく学校が新設されるというようなことがありますね。計画されております。今、いろんな先進地でもうたわれています公共施設のマネジメントというので、伊勢市も取り組みを始めておりますが、学校も、学校だけの用途ではなくて、地域住民の利用も考慮した複合施設的な利用を考えるというところもかなりふえてきております。そういうことで私たちも先進地視察で行きましたけれども、熱海中学校とか、それから鎌倉市、そういうところで、小学校の建てかえの際は、子供の家、子供の会館の複合化を前提に整備するというようなこともはっきりうたっております。教育環境の維持・向上や安全性に配慮した上で、地域活動支援機能等を統合した地域拠点校として整備をするというふうになっております。だから、これからまだ新しく計画する学校は、単なる学校としてでの建て方じゃなくて、そういう複合的な、地域の住民の方やいろんなものを一緒に使えるような学校。防犯上の面から、ある学校では中の壁を完全に仕切って、地域の人が使う入り口はこちらですよというふうな格好もつくったりしております。そういう面、そういうときに、またこの防犯カメラというのが有用なことも出てくると思うんですね。そういう面で防犯カメラということについても前向きに考えていただきたいと思いますけれども、これについてはいかがでしょうか。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 今、議員おっしゃっていただいたとおり、新しい学校についてはつける予定でございます。言っていただいたように、複合施設、地元の方により多く使っていただく、使っていただきやすいような学校ということで新しい学校を今つくっておりますので、その点は十分気をつけて設置に向けて動きたいというふうに考えております。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) ありがとうございます。前向きの言葉をいただきましたので、そのようにお願いしたいと思います。 次に、図書館について、今現状はどのようになっておるのか、ちょっとわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 申しわけございません。私、今、図書館の状況を持っておりませんけれども、今、指定管理でお願いをしておりまして、たしか、確認しておりませんのでこの場で申し上げるのは、申しわけないんですけれども、ついておったかというふうに考えております。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) 伊勢の図書館、小俣図書館、ついております、何カ所かずつついています。そういう意味では機能しておると私も確認はしておるんですが、そういう部分で例えば不足なところはないかとか、そういう部分でもしあれば考えていただきたいということと、皆さんにも図書館にそういうのがついておるかどうかという把握もしていただきたいと思いましたので、今ちょっと挙げたわけですけれども、そういうことで今後いろんな面での犯罪の抑止力になるという面もありますので、そういう面で引き続き整備をお願いしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、道路とか公園の部分についてお伺いします。 現在、市内の公道では警察が設置している交通監視カメラがあります。これは防犯カメラというよりも、車の流れや渋滞状況をスマホやタブレットで現況を逐一把握できるというものです。ただし、事件が起これば、ボタンを押すことにより、その時点よりさかのぼって映像を記録できるというものです。これは市内に11カ所ほど設置されていると伺っております。 そこで、市街地の防犯カメラについては市としてはどうお考えなのか。市街地、いろんなというか、個人情報のことがあろうかと思いますけれども、その辺について市の今考えがあればお聞かせください。 ○議長(小山敏君) 危機管理部長。 ◎危機管理部長(谷口尚君) 市街地、街頭の防犯カメラということでございますが、これにつきましても、今から検討を進めてまいりますガイドライン、それを作成していく中、制度設計を進めていく中で、市のあり方、そういったものを研究してまいりたい、そのように考えているところでございます。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) ありがとうございます。 それと、例えば公園等の設置、地域住民からも要望が出ておると先ほどお伺いしましたけれども、何件ほど出ておるのか、わかればちょっと教えてください。 ○議長(小山敏君) 危機管理部長。 ◎危機管理部長(谷口尚君) 要望につきましては二、三件であったと思います。ちょっと資料を持ち合わせておりませんですので、そういうふうな記憶でございます。これも街頭の防犯カメラでございますんで、今後そういった制度設計を進める中でそれもあわせて検討していくと、そのような形で考えているところでございます。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) ありがとうございます。 やっぱり、いろんな細かいことについては、ガイドラインが出てこないとなかなか進まないということは私も理解しておるつもりでございます。そういうものが出た場合、早急に市としても市のガイドラインをつくっていただいて、防犯カメラについて検討を重ねていただきたいと思います。 それと最後の項目、6番目の項目、防犯カメラ設置に係る補助金など助成制度を実施する考えはないかということについて再質問いたします。 助成制度を実施している市としましては、例として四日市市、京都市、神戸市等がございます。四日市市の場合なんかは、自治会や地域的な市民活動を行う地域団体に対して、それから商店街振興組合等に、通学路に向けて設置する場合に3分の2、最大40万円、通学路以外の公共の場所には2分の1、最大30万円というような助成を設けております。京都市の場合は、地域団体には補助対象経費の10分の9、1台22万5,000円が最大、事業者等へは補助対象経費の3分の1、1台8万3,000円が最大というようなことであります。神戸市に当たっては、1カ所当たり15万円、ポールを設置した場合は25万円が上限というようなことで、市が積極的に助成をするという部分についてつくっております。 この辺も、その市によって、状況によって違うかと思うんですけれども、市としてもガイドライン等これからやるにしても、そういう部分のどういう団体に助成できるのかとか、そういう検討も必要かと思います。また、自治会等の要望もあるということですので、いま一度ここの部分をお聞かせいただいて終わりにしたいと思います。 ○議長(小山敏君) 危機管理部長。 ◎危機管理部長(谷口尚君) 防犯カメラの設置に対する支援策につきましては、先ほど議員おっしゃっていただきましたように、先進地等、そういったところの調査をしっかりさせていただきまして、それで情報収集を行いまして研究してまいりたい、そのように考えているところでございます。 ○議長(小山敏君) 福井議員。 ◆10番(福井輝夫君) ありがとうございました。 防犯カメラについては、市は今、積極的に進めていく分についての検討をしていただくということで、ガイドライン等についても考えていただくということでお答えをいただきましたので、よろしくお願いします。 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。---------------------------------------野崎隆太君 ○議長(小山敏君) 次に、5番、野崎議員。 ◆5番(野崎隆太君) 自由民主党の野崎隆太でございます。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 本日は、市立伊勢総合病院収支計画と、また、新市立伊勢総合病院建設計画についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 市立伊勢総合病院の問題については、一昨日、黒木議員が議案質疑にて、また、宿議員が一般質問にて、さまざまな角度から詳細を既に聞かれております。重複をできる限り避けながら質問をさせていただきたいと思います。 市立伊勢総合病院の新病院建設計画は、以前より議論はあったものの、鈴木市長の前任期の就任後より本格的に進められました。以前の改革プランは、市長が就任される以前の計画ではありましたが、その計画から大きく歩を進め建設にかじを切ったのも、計画を承認し、議会、市民へ資料を持って積極的に説明をされてきたのも、鈴木市長のもとで行われてきたものと認識をしております。 この間、教育民生委員会や検討委員会を初めとするさまざまな会議体、市民への説明で使われてきた数字、計画は、既に大きな変更が示され、当初計画の甘さ、ずさんさに、市民の中では、「今までの説明は何であったのか」との声が出てきていることも事実であり、私どもが行っております議会報告会においても、この新市立伊勢総合病院に関しては御意見をいただいているところでございます。 改革プランにおいては、一昨日の宿議員の質問でもあったように、その全ての年で計画と実態がかけ離れているため、改革プランをもととした議論はできないとの結論となっております。 鈴木市長は、あるウエブサイトのインタビューにおいて、市長に立候補した一番の理由として、このようなことを挙げられております。 「私が市長に就任をしたきっかけは、当時の公共事業の計画を見ると、根拠になる数字は正確でない、いわばげたを履かせていたような数字が並んでおりました。このままでは、事業は確実に赤字になってしまう。とはいえ、もう引くこともリスクを伴う状況であったのも事実で、そうであるなら、赤字になるかもしれないという事実を伝えた上で、真正面から必要性を説けばよいのではないかと考え、市長に訴えた。しかし、聞き入れてもらえないどころか、意見そのものをなかったことにされるなどしたのが一番の出馬の理由であった」、そのように市長はインタビューに対して答えております。 そのため、鈴木市政から出てくる計画は、当然、全てのものにおいて、げたを履いたものではないと考えることができ、また、数字に対する責任を強く認識しているものと私は考えておりました。 しかし、例えば平成26年度の決算だけを見ても、観光客は目標の1,300万人には遠く及ばず、1,000万人台でございました。可燃ごみも前年度よりふえております。空き店舗率などの目標も計画には及んでいない、そのような状況でございます。 さらに、鈴木市長は、やすらぎ公園プールにおける議論において、「この程度の施設すら黒字にできないようでは、他の施設を含め黒字化を達成することなどできない」というようなことを御答弁されたにもかかわらず、結局、現在も黒字化ができないまま今日に至っております。そのような状況にもかかわらず、市長よりは、厳しい反省の弁、そういったものが聞こえてまいりません。 話を病院に戻しますと、鈴木市政から出された新病院建設基本計画における収支計画も計画値を全くの未達成の状況であり、市長の言うところのげたを履いた計画を出したようにしか見えない状況でございますが、これについても、現在、誰も責任をとるそぶりすら見せない、そのような現状でございます。現在の市役所における数字に対する責任のなさ、これの本丸はこの病院問題で、現在のところ、誰一人として責任をとるようなことがない、そのような姿勢にあるのではないかと私は思っております。 そのような中、8月27日の教育民生委員会において、建設予算の大幅な増額が示されたわけでありますが、当初計画の甘さは当然ながらも、それ以上に、当初計画ですら80%を超える稼働率の達成は困難で無理があるとの指摘がさまざまな会議体であったにもかかわらず、さらに当初計画の114億に対して1.5倍の増額を示して、なお黒字化ができるという収支計画が出されていることに、私は大きな疑問を感じており、この収支計画こそが前回の建設計画に続く、げたを履かせた数字なのではないかと大変な疑義を持っております。 大切なことは、過去に示された建設計画は、事業費用や、特に収支計画は絵に描いた餅であり、絵空事であったことでございます。そして、病院の収支の状況は、建設計画の数字を大きく狂わせているにもかかわらず、誰一人としてそのことについて責任や発言を大きくとろうとしないことでございます。このまま建設を推進すれば、現在の計画、この8月27日に出された計画をさらに下回り、また、本年にずれが生じたとしても、開院後、大幅な赤字に陥ったとしても、結局、誰も責任をとることがない、そのような状況になることは明白ではないかと私は危惧しております。 そこで、本日は、設置者である市長に、病院建設への強い思いとリーダーシップを持ったお答えをお聞かせいただきたく、この席より質問をさせていただきます。 まず初めに、過去の改革プラン、建設計画における指標の大半が未達成であることについて、設置者にお伺いさせていただきたいと思います。 2つ目として、現計画で示されている予算について、考え方と過去との整合性を同じく設置者にお伺いしたいと思います。 3点目として、平成27年度の通期計画に対して、各重要指標の現在の進捗率をお伺いしたいと思います。 4つ目として、予算と計画案、これの最終責任者について、どのようにお考えかを設置者にお伺いしたいと思います。 以上で通告による質問を終わりとさせていただきますが、答弁のいかんによりましては再質問をお許しいただきまして、質問とさせていただきます。 ○議長(小山敏君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者藤本昌雄君) 野崎議員の御質問にお答えします。 市立伊勢総合病院収支計画及び新市立伊勢総合病院建設計画について、初めに、過去の改革プラン、建設計画における指標の大半が未達成であるということについてどう考えているのかとの御質問にお答えします。 これまで、平成21年度から平成25年度までの5年間は、病院改革プランにおいて、平成26年度は、その後策定しました財政収支計画に基づき、患者数や病床利用率等の数値目標の設定を行い、計画達成に向けて取り組んでまいりました。 取り組み結果については、研修医の確保や診療科の新設、IT化の推進や医療機器の更新、病院機能評価更新認定など一定の成果を上げることができましたが、議員御指摘のように、経営の基盤となる収支改善については、目標の患者数や病床利用率等が達成できず、その結果、計画を上回る一般会計からの繰り入れをお願いすることとなりました。 この業績不良を検証し、人材の確保・育成に努め、医療の質を向上させるとともに、地域医療連携の推進を基軸に時間内救急の拡充を図り、紹介患者、入院患者の増加を目指し、経営改善に努めてまいります。 次に、現計画で示されている予算について、考え方と過去との整合性についてお答えします。 今回お示ししました財政収支計画における平成27年度計画について、今回の補正予算を含めた予算額としております。患者数については、1日当たり入院及び外来患者数は、平成26年4月分から10月分の実績をもとに1日平均患者数を算出し、平成27年度の診療日数を乗じて算出しております。しかし、一般病床において、平成26年度の実績では165.3人でありましたが、平成27年4月から外科医1名、5月からは内科医1名の増加により、予算においては180人を見込んでおります。 同様に、回復期についても、平成27年4月からリハビリテーション科医1名が常勤となることを加味しまして、1日平均患者数の実績は12.7人でございますが、予算においては20人としまして、入院患者数の総数は207人となっております。 外来患者数については、実績どおり495人としております。また、入院患者1人1日当たりの平均単価については、患者数の算出と同様、平成26年4月分から10月分の実績の平均としております。 今後も、入院及び外来患者の増加、診療単価のさらなるアップにより医業収益の増加等に努め、計画以上の結果が出せるよう取り組んでいきたいと考えております。 次に、平成27年度の計画に対して、各重要指標の進捗率についてお答えします。 患者数については、8月末時点で1日平均入院患者数が186.9人となり、計画に対して20.1人の減少、1日平均外来患者数は510.5人となり、計画に対して15.5人の増加となっております。これを平成26年度と比較しますと、1日平均入院患者数は2.7人の増加、1日平均外来患者数は20.8人増加しており、これは紹介患者数が確実にふえてきていることが要因と考えられ、明るい兆しも見えてきております。 病床利用率については、8月末時点で58.1%となり、計画に対して6.2ポイントの減少となっております。 収益について、7月末時点で、計画に対して入院収益は1億2,321万円の減収、外来収益では4,962万円の増収となっております。 現時点で入院患者数及び入院収益は計画を下回っておりますが、時間内救急体制の充実、病診連携の強化を図るなど、入院患者数及び入院収益の増加を図ってまいりたいと考えております。 次に、予算と計画案の責任のあり方についてですが、予算原案や計画案の作成については、地方公営企業法において病院事業管理者の権限となっており、責任感を持って病院運営に努力してまいりたいと考えております。 以上、野崎議員の御質問にお答えしました。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 野崎議員。 ◆5番(野崎隆太君) 病院事業管理者の病院長、御答弁ありがとうございます。 私の思いとしては、通告は1週間前、先週の水曜日には出しております、通告時点で、設置者からの御答弁をという形で出しておりますので、本来であれば、私は設置者が御答弁をいただけるものと思っておりました。そういった意味では大変残念でございます。 しかしながら、先ほど、最終責任者が病院長、管理者であるというような御答弁がございましたので、管理者に幾つかお尋ねをさせていただきたいなと思っております。 まず初めに、今回、重複を避けるという意味もございまして、今回新しく出てきた数字と責任の所在についてということを中心に質問させていただきたいなと思うんですけれども、先ほど、病床利用率等は既に計画よりも6.2%の減少となっているというような御答弁がございました。 この8月27日に出されました資料によりますと、今年度末、財源の過不足額、それから内部留保、これは同じ数字が当てはめられているわけなんですけれども、これ、2億2,200万円しか、僕にはないように見えるんですけれども、先ほどの数字を差し引きしますと、現時点で8,000万円ぐらいの赤字、計画に対してマイナスとなっているのではないか--七千七、八百万というのが正確ですかね--と思うんですけれども、内部留保のこの2億2,000何がしという数字を、例えば、今年度、来年度の間に下回ることも僕は考えられるかなと思うんですけれども、一般的なので結構ですので、そのときの資金的な対応策について、どういうことが考えられるのかを、まず、お聞かせください。 ○議長(小山敏君) 経営推進部長。 ◎病院経営推進部長(森井啓君) 財政収支計画に対しましてさまざまな御指摘をいただきました。確かにこれまでの建設計画の当初、それから26年2月の改定も含めまして、未達になっておることにつきましては反省いたしておりますし、申しわけなく思っております。 今回、内部留保の関係をおっしゃっていただきましたけれども、一昨日の答弁のやりとりの中でも申し上げましたけれども、病院の経営改善につきましては、まずは独立採算というのが原則でございますので、一般会計との関係性におきまして、基準外繰出金がなくやれる、その部分が一番大事かなというふうに思っております。 ですので、34年までは赤字の状態ですので、基準外繰り出しをいただきながら進めていくという格好になっておりますので、そういう意味で、それまでは2億2,200万円という部分の内部留保がそのままの形での財政収支計画にしております。これを少しでもためられるように、万一、減った部分につきましては、いろんな意味合いで御支援いただく部分も今後検討しながら、御協議させていただくこともあろうかと思いますけれども、まずはそういう形で繰出金の関係性を整理しながら、結果としまして、それを達成するために何度も院長・事業管理者が申し上げておりますように、人材の確保・育成、それと長い目で見た療養関係の整備等に努めながら、財政収支計画を全うしながら、新たな病院建設に向けて邁進していきたい、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(小山敏君) 野崎議員。 ◆5番(野崎隆太君) 病院の中でさまざまな努力をされて、収支計画の改善に努めたいという話は当然理解はしていますし、それに関しては、さまざまな御努力をされているというのは私も認識しております、現在もしてもらっていると。 ただ、私として、やはり一番気になるのは、なぜ毎回この計画を下回ってくるのかということだと思います。改革プランにしてもそうですし、前回の建設計画にしても、そう。今回にしても、現在の進捗率を見ると、恐らく期末では下回るんじゃないかなというような予想が、容易に言うと失礼かもしれませんけれども、現時点の病床利用率から、いきなり6%、これから上げるのは、なかなか厳しいものがあるんじゃないかなと私は思っております。今までの部分を穴埋めしなければいけないので。 となると、新しく出されたこの資料の正当性といいますか、今回、補正予算も上がっていますけれども、これに基づいて病院を建てて、例えば、開院何年後かに黒字になるんだから大丈夫だというような形で承認を、これから補正予算をするか、せえへんかという話が出てくると思うんですけれども、今の時点で、この計画より下回るような予測ができる状態で承認をしろというのは、なかなか難しいかなと思うんですけれども、この計画達成の目標というか、100%自信がある状況で病院は出してきたと僕は思っているんですけれども、今年度、これになる確率と言うとあれですけれども、今、これ、どれぐらいの確率でこれを達成できるか、1Q、2Qいうふうな言葉もありますけれども、これは下方修正し始めてもおかしくないんじゃないかなと僕は思っているんですけれども、今年度達成できなかったとき、もうすぐに下方せないかんと思うんですけれども、そこはどういうふうにお考えですか。 ○議長(小山敏君) 経営推進部長。 ◎病院経営推進部長(森井啓君) 今回示させていただきました財政収支計画につきましても、確かに開院までの部分を含めまして厳しい状況ではつくり込んではおります。ただ、これでいけるやろというような格好での安易な数字の中で進めていくわけにもいきませんので、当然ながら努力目標を含めた達成目標として算定をさせていただきながら、計画として上げてございます。 今回、病院につきましては、当然ながらいろんな御批判、建設計画等の修正に合わせましていろんな御意見もいただいているとは思っておりますけれども、私どもとしましては、一日も早く安心・安全を提供できるような病院を期待していただいておるというような、そういう認識もしておりますので、それも含めまして頑張っていきたい、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(小山敏君) 野崎議員。 ◆5番(野崎隆太君) 言いたいことはわかるんですけれども、先ほど、最初の質問のときに、市長の言葉を少し引用させていただいた部分もあるんですけれども、私も、本来的には、こういった形で赤字になる可能性があったりとか、今回も、この単年度で見ても、これより悪い状況になるんじゃないかというようなことが予測できるんであれば、今のこの計画をもってこれからの議論を進めていくというよりは、先ほどの市長の言葉をそのままかりるんであれば、「実際、これから赤字になるけれども、それでも本当に必要ですか」というような形で、市民であったりとか、我々議会の中でもそうですけれども、議論の資料として使うべきではないかなと思っております。 例えば、この中でも、建設計画の中で、開院までとか、開院1年目までは非常に前回の計画よりも厳しい計画を立てられているんですけれども、例えば平成32年から、開院2年後という形で合わせますと、前回の新市立伊勢総合病院の基本計画、平成25年3月に出たものよりも、2年目から医業収益が上がる形になって、3年目から医業費用が1億円近くやったかな、下がるような数字になっていたと思います。この辺も、何で急に医業収益が上がって……、失礼しました、2億円近くですね、平成34年度、こっちで言えば開院4年目と、こちらも平成34年度のですね、医業収益が、もう全然、かかってくる費用が2億円近く違ってくるというのが急にポンと出てくるわけです。この辺を見て、今までも既に計画を下回った計画を常に出してきたのにもかかわらず、これを信用して、大丈夫ですわというのは、なかなか難しいんじゃないかなと思います。 そういった意味で、やはりもう少し厳しい現実を市民と議会に突きつけた上で、「これでも必要か」というような形で議論をするべきじゃないかなと、そうしないと、我々は将来に向かって責任をとることはなかなか難しいかなと、本音を言うと私は思っております。 1点、病院長にお尋ねさせていただきたいと思います。 先ほど、最終のこの計画の責任者は病院長であるというような御答弁がございました。私は常々、病院長は失礼ながら経営のプロではないと思っております。だから、本来は病院事業管理者と院長は別でもいいんではないかと言っております。変な話ですけれども、首になる人間がいてもいいんじゃないか、事業管理者として経営の責任をとる人間がいたほうがいいんじゃないか、院長は院長としてお医者さんと院長の仕事をしていただければ結構なんじゃないかというふうな形で発言をさせていただいたこともありますけれども、この計画、今年度下回ったときに、どのような形で責任をとられるのか、またそれに対して、どのような形で次年度以降努めていくのか、もしお考えがあれば、お聞かせください。 ○議長(小山敏君) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者藤本昌雄君) 私の気持ちとしては、精いっぱい病院の経営が改善するように努力をしていくと、それしか答えられません。 それから、病院事業管理者と院長の分離については、前に私のほうからも一度提案させてもらったことがありますけれども、その時期に応じて、その状況に応じて、やはり分離ができるというふうにしておいたほうがいいというふうにも考えております。 ○議長(小山敏君) 野崎議員。 ◆5番(野崎隆太君) ありがとうございます。 私は、ここであえて言わせていただきますけれども、病院事業管理者が、お医者さんとして収益に大変貢献していただいているという話は常々聞いております。なので、当然、病院事業管理者が悪いんだとか、悪者だという話をしたいのではございません。しかしながら、やはり、今の状態では、最終的にどういう形で責任をとるのかという話にしか、僕はならないと思っております。 そして、言い方はあれですけれども、これはあくまでも公営企業会計であって、通常の企業であれば、オーナー社長ということもあれば、支配株主ということもございますが、これに関して言えば、病院長は、申しわけないですけれども、雇われ社長というような形と同じでございます。問われるのは、あくまでも最後の数字だけかなと思っております。ですので、そういった意味も含めて、この収支計画の妥当性というのを、もう少し見える形で、我々が納得ができるような数値を、少なくともこの27年度には示していただきたい。 また、本来であれば、納得できる数値をもってして今回の補正予算も提出されるべきではなかったかということだけお伝えしまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(小山敏君) 一般質問の途中ですが、10分間休憩いたします。 △休憩 午前10時54分 △再開 午前11時03分 ○議長(小山敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。---------------------------------------藤原清史君 ○議長(小山敏君) 次に、14番、藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) 議長の発言許可をいただきましたので、通告に基づき一般質問を行います。 先日までいろいろとニュースをにぎわしていましたシンボルマークについての東京オリンピック開催の件でありますけれども、東京オリンピック、東京パラリンピックが平成32年に開催されることが決まっております。 三重県では平成30年に高校総体が、またその3年後の平成33年には第76回国民体育大会と第21回全国障害者スポーツ大会の開催が決まっております。国体、総体につきましては県のメーン会場、陸上競技場が伊勢市にあることから、伊勢市を中心とした大会になると思います。このような大きな大会が予定されているこの時期、この機会に伊勢市としてはスポーツ振興をもう一度検証し、しっかりと取り組み、強化していくべき時期だと思います。生涯スポーツ、競技スポーツの向上、普及、また指導者の育成やスポーツ少年団等の強化が必要になってくると思います。 伊勢市では平成23年度に、平成24年度から平成28年度の5カ年計画で伊勢市スポーツ推進計画が策定されました。伊勢市におけるスポーツの推進については本計画に沿って行われているものと思います。この推進計画では生涯にわたりみずから進んでスポーツに取り組める環境づくりを基本理念とし、スポーツ活動の充実、スポーツ団体の強化、スポーツ施設の利便性の向上を基本目標に総合型地域スポーツクラブの育成、スポーツ施設の充実を重点施策に挙げられています。この基本理念、基本目標、重点施策を実行していくためには、各地域、各スポーツ団体から選ばれておりますスポーツ推進委員さんの活動が重要であり、そのスポーツ推進委員さんを支える市民の協力が必要であります。しかし、そのスポーツ推進委員さんの活動が余り表にあらわれていないのが現実だと思っております。 そこで、現在、スポーツ推進委員さんの活動状況をお聞きかせください。 また、同計画の中で重点施策となっております総合型地域スポーツクラブについては、生涯スポーツ、競技スポーツの普及、振興をしていく上で大きな役割を担っており、スポーツ組織の強化が必要であります。しかし、自治体の支援状況により、活動休止や廃止に追い込まれているクラブもあると聞いております。伊勢市では本年4月に市内で8番目となる総合型地域スポーツクラブが設立されましたが、本市の総合型地域スポーツクラブの現状はどうなっているのか、また行政として今後の支援をどう考えておられるのかお聞かせください。 もう1点は、総合型地域スポーツクラブでも重要なことだと思いますけれども、同計画に取り上げられている指導者バンクの設置についてであります。 このスポーツ推進計画は5カ年計画ですが、ことし4年目に当たり、またその4年目も半分が過ぎております。しかし、この指導者バンクについてはいまだに設置への動きがないように思われます。この計画期間中にできるのかどうか心配しているんですが、指導者バンクの設置についてどのように考えておられるのかお聞かせください。 答弁のいかんによっては再質問をお許しください。よろしくお願いします。 ○議長(小山敏君) 教育長。 ◎教育長(宮崎吉博君) 藤原議員の御質問にお答えします。 伊勢市では、市のスポーツ推進を図る基本指針として伊勢市スポーツ推進計画を策定しています。計画では生涯にわたりみずから進んでスポーツに取り組める環境づくりを基本理念として、市民の誰もがいつでも、どこでも、いつまでも、気軽にスポーツに親しめる生涯スポーツ社会の実現を目指しています。その基本理念を実現するため、スポーツ活動の充実、スポーツ団体の強化、スポーツ施設の利便性の向上の3つを基本目標として事業に取り組んでおります。 御質問の1点目、スポーツ推進委員の活動についてはスポーツ活動の充実を図る上でも重要な役割を担うと認識しており、平成23年に施行されたスポーツ基本法及び伊勢市スポーツ推進委員に関する規則に基づき教育委員会が委嘱しているもので、現在61人で構成されております。委員の職務としては、住民の求めに応じてスポーツの実技の指導を行うことなど7項目にわたり規定されております。活動状況としましては、伊勢市スポーツ推進委員連絡協議会が主催しますいせスポーツフェスティバルの企画及び運営、各小学校区における運動会や各種レクリエーション活動などの運営や補助が主なものとなっております。このほかにも三重県スポーツ推進委員協議会や南勢志摩スポーツ推進委員協議会が主催する体験研修会などにも参加いただいて自己研さんを図っていただいております。また、今年度は8月6日に伊勢フットボールヴィレッジにおいて開催しました夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会においても、前列等で講師の方と並んで模範体操の協力もいただきました。 今後も、スポーツ推進委員の皆様には、さまざまなステージで御活躍いただくことでその活動を市民の皆様方に広く知っていただき、スポーツの振興に努めていただきたいと考えております。 続きまして、2点目の総合型地域スポーツクラブの現状と今後の支援についてお答えします。 総合型地域スポーツクラブは、幅広い年齢層の方々が多様な種目を体験できる地域で運営するスポーツクラブでございます。現在市内には8つのクラブが設立されており、身近な施設を拠点として地域の実情に応じたさまざまなスポーツ等を実施していただいております。市の支援としましては、現在クラブの活動支援と教室の開催支援の2つを行っているところでございますが、各クラブにおいては会員確保や各種教室の講師確保などさまざまな課題を抱えているのが実情でございます。総合型地域スポーツクラブは市のスポーツ推進計画において重点施策項目として掲げていることから、今後も資金面の支援を初め先進地の情報提供や広報、PR面の支援を継続して行ってまいりたいと考えております。 3点目の指導者バンクの設置につきましては、議員御指摘のとおり設置には至っておりませんが、伊勢市体育協会に御協力をいただき加盟されております各種競技団体の情報収集を行うなど設置に向けた取り組みを検討したいと考えております。 以上、藤原議員の御質問にお答えをいたしました。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小山敏君) 藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) 御答弁ありがとうございました。幾つか再質問させていただきます。 初めに、1点目のスポーツ推進委員さんの活動状況についてでありますけれども、先ほど答弁もしていただきましたが、市民の方にとってスポーツ推進委員さんの存在といったら失礼ですけども、そういう係の方がいるというような、どんな活動している人なのというような声をよく最近聞くわけなんですけれども、活動が見えてこないということをよく聞かせていただいています。 このいせスポーツフェスティバルの企画運営等、それでまた各小学校での活動や研修会への参加、ことし8月に行われました朝熊フットボールヴィレッジでの夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会で前に出て体操を行っていただいたんですけれども、私も実はこの推進委員になる以前の体育指導委員の時代に少し経験させていただいているんですけれども、確かに仕事量はかなり地域ではあると思います。それで最近見えてこないというのは、やはり昔は市民大会として市民運動会やソフトボール大会、また水泳大会等いろいろ当時の体育指導委員さんが主になってやる行事が最近はないと、各協会のほうに移行したり、それぞれの団体でその行事を行っていただいているという状況になったりとか、体育指導委員さんの今の推進委員さんの活動が見えてこないと思うんですけれども、かなりの仕事はしていただいていると思います。このラジオ体操でも前に出てやるということで、皆さんとは逆の動きをしなくちゃいけないということでかなりの日数練習されたということを聞かせていただきました。 そうやってして苦労されているにもかかわらず、体育指導委員さんの存在が市民の方にわかりにくいということで私としてはちょっとつらいところがあるんですけれども、今後市民の皆さんへの周知の仕方を、ひとつ考えていただきたいと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 議員おっしゃっていただいたように、スポーツ推進委員さんのほうにつきましては各地域でいろいろと御活躍をいただいております。本当に縁の下の力持ちというような格好で動いていただいておりまして、我々事務局としましても非常に助かっております。この場をおかりしまして感謝を申し上げたいと思います。 今議員のほうがおっしゃっていただきましたように、最近なかなかどういう活動をしているのかわかりにくいというような声も聞こえてまいります。言っていただいたように前面に立ってする種目が減ってきたということもございますけども、今後はラジオ体操のような場にも積極的にかかわって今後もいただけると思いますので、そのあたりの私どものPRも当然でございますけれども、推進委員さんたち、いわゆるニュースポーツと言われる新しいスポーツ、そういうものの研修もことしの2月でしたか研修会がありまして、いろいろな種目に参加をしていただきまして研修をしていただきました。そういうものも各地域で広げていただくという役割も推進委員さん方持ってみえますので、そのあたりも通じて推進委員さんたちの活躍の場をもう少し市民の方に見えるような形で進めていければなというふうに考えております。また、PRのほうにつきましても、もう少し工夫のほうもさせていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小山敏君) 藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) よろしくお願いいたします。 このスポーツ推進計画、これをいろいろ読ませてもうてますと、やはりスポーツ推進委員さんの仕事というのは物すごい重要な位置にあると思います。また、それで推進委員さんというのは各学区あるいは団体から選ばれた方がやっていただいていますので、もう少し市民の方、団体の方が協力していただいて推進委員さんを助けてやっていただきたいのと、またPRのほうもよろしくお願いします。 次の質問をさせていただきます。続きまして、総合型地域スポーツクラブの支援についてお伺いいたします。 先ほど言わせていただきましたけれども、市内には8つの総合型地域スポーツクラブができたと、最近8つ目ができたということで、たしか推進計画の目標では28年度ですか、までには9つを目指すということであと1つということになっていると思うんですけれども、その中でおばたスポーツクラブ、またふたみふれ愛クラブ、この2つのクラブはスポーツ振興くじ助成金を受けており、おばたについては今年度で終わると、またふたみクラブについては来年度をもってそれぞれ助成期間が終了するということなんですけれども、先ほど述べましたけれども、いろんな地域ではそれぞれ存続が難しくなってきているというような話も聞いておりますので、この助成金がなくなるということで苦しいところもあるんじゃないかなと思うんですけれども、本来このスポーツ振興くじ助成金については、支援を受けている間にある程度地固めといいますか、自分とこで自立していくというのが本来だと思うんですけれども、現状では行政の支援もどうしても受けないと難しいような状況にあると伺っております。今後それぞれのクラブにこの助成金が切れた後、行政として何らかの支援をお願いしたいと思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか、お聞かせください。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 経済的な支援の部分で御質問をいただきました。確かにサッカーくじ、totoというくじの支援が今まではございましたけれども、これから切れていくということでございまして、非常に経済的な部分で困ってみえるということは情報としても我々もつかんでおります。他市の状況をまず見てみますと、例えばNPO化をしているところもございますし、NPO化をした上で指定管理を受けてみえるというところもございます。それはNPO化をしていなくても別によろしいんですけれども、そういう指定管理とかもろもろの資金が調達できるといいますか、経済的に潤うような団体が潤うようなものを我々も提案できればなというふうに考えておりますので、今後とも検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(小山敏君) 藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) ありがとうございます。各クラブの全体予算の中でこのスポーツ振興くじ助成金というのはかなり大きなウエートを占めていると伺っております。総合型地域スポーツクラブの果たす役割というのはかなり大きいものだと思っておりますので、何らかの支援のほうをよろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。 先ほどはお金というか助成金のことでしたけれども、今後は人的支援ということで再度お聞きします。 今年度、皇學館大学さんの協力を得て、総合型地域スポーツクラブの会員、それも小学生を対象に陸上教室や野球、サッカー、バドミントンなどの6種目のスポーツ教室、体育教室を開催されておりますけれども、この事業の効果について私も少し見せていただいたんですけれども、かなり子供さんも楽しくやっているのを拝見していたんですけれども、教室に参加するために新たに総合型地域スポーツクラブに入会してその教室に参加したという方も何人かみえたそうです。子供たちにとっても年齢の近いと言ったら何ですけども、大人じゃなしにまだ学生さんに教えていただくということで、それなりにちょっと楽な雰囲気で指導を受けているのかなというところも見受けられました。こういう教室等は本当にいいことだと思うんですけれども、今年度ほかにもこういう事業があるかどうかというのをまた教えていただけますか。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 現在、資金的な援助以外に人的ということで、今議員おっしゃっていただきましたような皇學館大学さんに協力をいただきまして、学生が子供たちを教えていただいております。非常に効果がございますのは、まず総合型地域スポーツクラブのPRにもなったということでございます。皇學館大学の選手の方には非常に県下的にも、また全国的にも有名な選手もおみえになりますので一流のアスリートに直接教えてもらえるということで、これは一応限定で総合型地域スポーツクラブに入ってみえる方、会員様限定ということでまずはPRをさせていただきましたので、この機会にそれじゃそういう一流選手に教えていただけるんやったら私もそのスポーツクラブに入りたいというような問い合わせも何名もございましたので、そういうことでのPRにもなっていくかなというように考えております。今後ともできればこういう事業を続けていきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小山敏君) 藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) ありがとうございます。ぜひできるだけ続けていっていただきたいと思います。 次に、情報の面での支援をお聞きかせいただきたいんですけれども、市内の総合型地域スポーツクラブ、現在8つになったということなんですけれども、以前は各クラブ同士の交流会とか話し合う場があったように思うんですけれども、この一、二年そういう話をちょっと聞いていないんですけれども、現状はどうだったのか教えてください。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 申しわけございません。交流会というのを以前やっておりました。25年、26年はやっておりませんでして、例えば25年ですと白石持ちの関係がございまして、やはり総合型地域スポーツクラブにかかわってみえる方々、非常に地域の行事にもかかわってみえるということで非常に忙しいということもありまして、25年は開催することができませんでした。26年につきましても1年休んでしまったということもございまして、26年もできずじまいに終わったというのが実情でございます。 ○議長(小山敏君) 藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) 理由はわかりました。しかし、これから各クラブともいろんな今過渡期にあると思うんです。やはりそういう情報交換をしながらこれからも各クラブで切磋琢磨しながら何とか総合型地域スポーツクラブを盛り上げていっていただきたいなと思いますので、どうかその辺の指導をしていただきたいと思っております。 次に、もう一つの質問ですけれども、指導者バンクですね。最初の質問でも言いましたけれども、推進計画の来年が最後ということで、全然指導者バンクという言葉すら聞こえてこないのでどうなっているのかなと思っていたんですけれども、この指導者バンクの設置に向けてはこれから行っていただけるという返事をいただきました。答弁をいただきました。その内容、指導者バンクのこれから取り組む内容がどこまで決まっているかわかりませんけれども、どういう内容の指導者バンクを目指すのか、またそれに名前を載せる人に対しては資格が要るか要らんかということですね。ある程度構想で結構ですので教えていただけますか。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 指導者バンクにつきましては非常におくれておりまして申しわけございません。来年度が計画の最終年度ということもありますので、そちらのほうは進めさせていただきます。 想定でございますけれども、まず種目別に名簿をつくらせていただこうというふうに考えております。ただ個人情報等の関係もありまして、以前のような一般にありました名簿がつくれるのかどうか非常に難しい部分もあろうかと思いますけれども、まず種目別、それから資格を持ってみえる方というのは当然みえますので、いろいろな資格についても明記をさせていただいて利用しやすいようなものをつくっていきたいなというように考えていますけれども、これも私どもが勝手にこういうものということではなく、皆様方の御意見をお聞きしながらスポーツ関係の方々の御意見をお聞きしながら、その積み上げで何かいいものがつくれればなというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(小山敏君) 藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) わかりました。ありがとうございます。 私も少し他の地区といいますか、他県等の指導者バンクのほうをちょっと調べさせていただいたんですけれども、かなりアスリートを目標に人材を集めている地域と、また本当に総合型とかスポーツ少年団等底辺の拡大を図っての指導者バンクですか、いろんな形があるということでちょっと勉強させてもらいました。また、福井県の鯖江市とか和歌山の海南市では、スポーツだけじゃなしに文化的なことも取り入れての指導者を募集しているような形でやっていました。 ここで県内の様子、三重県内はどうなんですか。他市におかれましてはこの指導者バンクというのがどのような動きをしているのか教えていただけますか。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 県内のほうも調べさせていただいております。数々の市でバンクはございますけれども、印象としまして古いものだなというふうな印象を受けました。以前何かの機会にまとめたけれども、その後特に更新のほうもされていないような市もございますし、それは先ほどお話しをさせていただきました個人情報の関係もあるのかなとは思うんですけれども、余り更新をされているというような様子もございませんでしたし、そのバンクを現在も活発に使っているというような状況ではなかったように思いますので、その点も含めまして、やはり利用者の皆様方にお聞きをしてどういうものがいいのかというのを我々は考えていこうかなというふうに考えております。 ○議長(小山敏君) 藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) わかりました。 それで、もう1点、私昔からちょっといろいろ悩んでいるといったらおかしいですけれども、気になっていることがあるんですけれども、それは中学校での部活ですね。きのうもある議員さんが部活のことで質問されていましたけれども、私は指導者として子供たちの技術の指導の面でちょっとお聞きしたいんですけれども、私としては小学校までいろんなスポーツ、スポーツというかそれなりのクラブでやってきた子が中学校へ行ったときに、その中学校にはクラブがなかったり先生がいないと、指導する先生、クラブはあっても指導者おっても、その先生は悲しいかな別のクラブをやってきた人であったということで、自分がやりたいクラブの指導者がいないという現場はいろいろあると思うんですね、学校は。そういうところ、昔、私が中学生のときに、ちょうど私が1年の終わりごろに今で言う外部指導者の方がみえて、私のときはずっと教えていただきました。その方も後10年ぐらいは続けてやられたと思うんですけれども、その当時本当に教えていただいて、私の学校、続けて優勝するぐらいのレベルまで上がってきたんですけれども、その途中でやはりほかの学校から外部指導を入れているのはおかしいじゃないかということで、初めは試合にベンチなり関係者のところへは行けないというぐらいで練習に関してはまだよかったんですけれども、そのうち練習させておるのもおかしいなという話があったらしいです。私が聞いたんですけれども、そういうことがあったものですから、私は今まで外部指導というのは中学校では絶対無理なのかなと、10年ぐらい前ですか、剣道関係やバスケット、それから卓球ですか、こういう方からも、母校に行って教えたいけれども校長先生とは話してもいかんのやということで、やっぱり外部指導は難しいのかなという気で今まで来たんですけれども、この指導者バンクを調べているとき、広島県の広島市学校スポーツ活動支援人材バンクといいまして、広島市が広島の公立の小中学校を対象に人材バンクというのをつくって外部指導で行っているところがあるというんですね。 そういうことを私見まして、こういうことをやっているところがあるんやと、やはり一番学校側として心配されるのは、みえた外部指導の方がいろいろもめごととか子供にけがさせたということになるとその責任者であります校長先生が一番困るということで、決める校長先生としてはちょっとええ返事をいただけないかなと思うんですけれども、その辺はこういう規則というか、その中で、一つこういう組織がクッションとなって外部指導者を派遣していただければいいのになと思うんですけれども、やっぱり中学生の時代というのは技術も体も、また指導したときの理解力、そういうのがすごく伸びる時期なんですね。もちろん高校で伸びる子もいますけれども、一番大事な時期じゃないかなと私は思うんです。 それで、きのうけがのことも言うていましたけれども、確かに違う教え方をしていると例えば足を痛めたり肘を痛めたり、いろんなところの故障も出てくると思うんですよね。そういうことも防ぐという意味で、私は今の先生方がいかんというわけじゃないんですけれども、先生としてもそういう人が来ていただくと自分が指導する面で楽じゃないかなと逆に私は思うんです。ですから、こういう制度をできたら伊勢市も取り入れていただけないかなという気がするんですけれども、その辺どうでしょうか。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) ありがとうございます。今、広島県の情報を教えていただきました。そちらのほうも、また我々、資料をとって研究もしたいと思います。 今、議員おっしゃっていただきましたように、やはりクラブの顧問の先生も自分が学生時代やってきた専門でないものを教えてみえる、そういうクラブも当然ございます。ただ学校教育の一環ということでやっておりますので、教育力のアップだけということ、優勝するためにやってやろうというそれだけではないということも議員からもお話しありましたけれども、その点も御理解をいただきたい部分でございますけれども、やはり間違った教え方といいますか、したおかげで痛めてしまったということでもいけませんので。例えば松阪の例やったと思うんですけれども、短期間年何回までですという規定をつくっているところもございました。ですから、そういう部分もちょっと参考にさせていただきながら、まずは校長先生と話をさせていただいて、今やはり学校長が認めたらいいという部分は当然ございますので、校長先生方とお話しをいただいて外部指導の方にも入っていただくと、それによって子供たちもけがもなく、また技術も向上するというそういうことになれば非常にいいかと思いますので、方向的には議員言ってみえた10年前にちょっと排除されたというようなお話も今ございますけれども、そういうことは現在はないというふうに我々認識をしておりますので、十分校長先生ともお話しをさせていただいた上で入っていただくと、外部指導員を利用させていただくということでいければなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小山敏君) 藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) わかりました。ありがとうございます。 先ほどちょっと言い忘れたというか足らなかったんですけれども、そのとき卓球やら剣道のときに私は当時総合型スポーツクラブのほうでやっていましたので、地域の学校への総合型からの支援という形で、一つクッションとして私らが推薦するという形で指導者をしてもうたらどうという話を先生にさせてもうたら、先生もそれやったらちょっと考えるわと言うてくれたのは事実なんです。しかし、今度それをその指導者に言うたら、もうそこまで言うんやったらもうええわという感じで実現はしなかったんですけれども、そういう流れで今まであったということですね。 すいません、もう1点ちょっとお聞きします。 今、このスポーツ基本計画、国が策定しましたスポーツ基本計画にも載っておりますし、最近パラリンピック等で障がい者の方のスポーツあるいは運動ということが前にずっと出てきております。もちろん伊勢市のスポーツ推進計画にも上げられておりますけれども、私どもも以前総合型を立ち上げたころ、障がい者の方の運動というかレクリエーション的なことをしようかといったときに、本当に何をさせたらいいか、何をしてもうたらええか、何をどうしていったらええのかというのが全然わからないと、確かに不安なところがたくさんあるということで役員さんはみんな反対されたんですよね。そういうこともあって、こういう指導者バンクというのが障がい者さん対応の指導者バンクというのがあれば、そういう方で最初に何回かやってもらって、後各クラブでもできるかなという気もするんですけれども、もちろんその各クラブでの了解があってのことですけれども、障がい者さんに対応できる指導者バンクということについてはどうでしょうか。ちょっと私、調べたところによりますと、他県でもやはり県単位でのそういうバンクはあったみたいですけれども、市町がやっているのはちょっと見えなかったんですけれども、障がい者さんに対するそういう組織はどう考えておられるでしょうか。 ○議長(小山敏君) 教育部長。 ◎教育部長玉置行弘君) 障がい者の方がスポーツをいたしますときは障がい者スポーツ指導員という方がおみえになるということでございます。伊勢でも32名ということで伺ってはおりますけれども、これは初級、中級、上級というのがあるのだと思うんですけれども、初級の方が当然多いんですけれども、その方たちとの連携というのが我々のほうのスポーツの部門もきっちりと連絡をとり合いながらやっていかなあかんなというような思いでおります。今度つくらせていただこうと思っています人材バンク、指導者バンクにつきましては、当然そういう免許、初級を持っています、中級を持っていますと、そういう部分を記入させていただいて皆様に御利用もいただこうかなと思っておりますし、まだ我々のほうで思っておるだけですけれども、例えばスポーツ推進委員さんの方にも、そういう研修がありましたら御案内も申し上げてそういう研修会に行っていただいて初級を取っていただくということになればより一層いいのかなというような思いもございますので、そういう方向でまずは考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(小山敏君) 藤原議員。 ◆14番(藤原清史君) わかりました。ありがとうございます。 実際、今伊勢市でやられているのは、6月ですか7月ですか、社協さんがやっていただいている障がい者の方の運動会、それを1回、それぐらいじゃないなという気が私はします。ですから、いろんなスポーツまでとは言わなくても、レクリエーション的なことで体を動かせるような機会をこれからは障がい者の方にもいろいろ場をつくっていただくような方向に持っていくべきじゃないかなと思いますので、どうかよろしくお願いします。 いろいろ質問させていただきましたけれども、最後に市長、すみません。こうして総体、国体を控えてこれから伊勢市として行っていかなくちゃいけないスポーツ推進計画等、今度のスポーツ推進計画は本当に国体、総体目がけての計画になってくると思うんですけれども、これからの伊勢市としての市長の気持ちをここでちょっとお聞きかせいただいて、私の質問を最後にさせていただきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。 ○議長(小山敏君) 市長。
    ◎市長(鈴木健一君) 議員仰せのとおり、これから高校総体から全国中学生大会、障がい者スポーツ大会、オリパラ等々これからつながってまいりますので、これからスポーツ振興、また人材育成について取り組んでまいりたいというふうに思います。 ○議長(小山敏君) 以上で一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(小山敏君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 委員会審査等のため、明17日から10月6日までの20日間のうち会議規則で規定する休会日を除く11日間を休会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小山敏君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 継続会議は10月7日午前10時から開きます。 それでは、本日は散会いたします。 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから、御了承をお願い申し上げます。 御苦労さまでした。 △散会 午前11時41分 会議の顛末を録し、ここに署名する。   平成27年9月16日        伊勢市議会議長     小山 敏        伊勢市議会議員     杉村定男        伊勢市議会議員     浜口和久...